玄関というのは、ドアを開けた時に一番に目に入るところですから、家まで上がらない人の目にも留まる場所です。そのため、玄関が片付いていないと家に入る前から中も片付いていないのではないかと思われるきっかけにもなってしまいます。逆に考えれば、玄関を綺麗に見せることで、家全体の印象を綺麗に感じてもらうことができるということになりますね。
家がアパートかマンションか一戸建てかで玄関自体や靴を入れる収納の大きさは違うでしょうが、いずれにしても数多くの靴を出した状態で置かないということが大切です。例えば一人暮らしの場合、簡単にはけるサンダルと外出用の靴が一足出ていればとりあえずは困りませんよね。休日用の靴は使う時だけ出して使い終わったらまたしまっておけば、玄関に出ている靴の数は常に同じ状態でキープすることができます。
家族が多い場合は、なかなかそうもいかないかもしれませんが、どちらにしても出しておく靴の数を一人二足までなどと決めておき、それ以上の靴が出ていたら収納の中にしまうようにすれば、玄関に置く靴の数は常に一定にしておくことができます。それから、玄関にいくつかの靴を置いておく場合、靴の向きを揃えて置く、大きさが似ている物を近くに置くようにするなどの工夫をするだけで、より整って見えるようになります。
以上のように、見える状態で置く靴の数を制限するとしたら、残りの靴は収納の中に全て入れることになりますよね。靴って、着る服や季節に合わせていろんな種類を持っているものなので、案外片付けるのが大変だったりします。そこで役立てたいのが、下駄箱の中にできるだけ多くのスペースを作るためのグッズです。例えば一足分のスペースに二足分の靴が入れられるように逆向きにして片付けるようなグッズも売られていますし、買った時の箱を捨てずに取っておいて重ねて収納するという方法も考えられます。
それから、小さなことですが、棚の高さが変えられる収納なら、棚の高さを靴に合わせて変えるだけで収納力がアップすることもあるんですよ。玄関は限られた空間なので、物を極力置かないことですっきり見せるようにしましょう。
さらに、玄関から見える場所にも要注意です。玄関から廊下が見えるのなら廊下を綺麗にしておく、室内が見える家ならドアを閉めてから玄関に出るなど、物が見えないようにすることもすっきりした印象を与えるために大切です。自分が玄関に立ってみて、気になることは無いかをチェックしてみましょう。